医学技術の発達に伴い、人々の意識へと浸透して、映像に見えないものを示す。虚実の境界を通じて、脳と腸の繋がりを伝わった。腸の存在は体の中に巨大な情報ネットワークと思う。フラフープを遊び時は自分の腸が感じられる。
1950年代終わり頃の日本で腸捻転の事件が起き、フラフープ禁止令を出した。身体を捻って回転させることから腸捻転の原因になるのはすごく面白いことと思う。だから、今回の作品でミラさんのフラフープパフォマンスとコラボしまして、腸が腸間膜を軸として捻れるイメージを現れます。腸の免疫研究では動物実験が必要だ。
表現媒体として芸術と医学両方の力を利用し、自分の体の内と外の境界がぬるぬるしているイメージして、体と世界とどのような関係を結んで行く映像を作った。パフォマンスを観るときに動物実験の冷たさと腸の役割は体内に取り込んだ食物を消化、栄養分を吸収し、便として排出するだけではないことを感じられる。
