本研究はマルチモダリティインタラクションの中に主流の拡張現実技術（Augmented Reality）を手段として、主動的なインタラクションのデザイン方法についての研究である。研究目標は現実世界の物体と情報のインタフェースを結合して、必要なタイミングでその物体について必要な情報を提供し、インタラクションのバウンダリーを広がることである。実験のフィールドとして日本国立科学博物館の系統広場という場所を選んで、AR技術を用いた展示ガイドシステムを作ることを紹介する。そしてこのシステムによって、具体的なデザイン方法を探究する。

そして作られたのは「Quriosity」というアプリケーションである。「Quriosity」は好奇心(Curiosity)という英単語が頭文字の「C」を「Q」に変換して、アプリケーションの名前になる。「Q」は虫眼鏡のような形で、周りの物事に好奇心を持って、いろいろ探索して欲しいという意味が含まれている。ユーザーがこのアプリケーションを介して、今まで気にしていないことを気つくようになるのは本アプリケーションの目的である。

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